やっぱ無理だよなあ。
わかってはもらえない覚悟で弟にメールを書いた。
わかるはずないよなあ。
そういえば彼の妻も長いことうつなんだよね。
彼女の場合はもっとわかりやすく家庭が複雑で、
彼女はもっとわかりやすく抑圧的だ。
弟は、「争い事を見たくない」人だ。
だから、母と私が喧嘩を始めると珍しく怒鳴ってまで止めようとする。
弟は、いつも帰り際に母にハグをしてあげている。
私は、これが気持ちが悪くて正視できず、いつも見ないようにしている。
私がとても弱っていた時に一度、慰めてくれたことがある。
よしよし、っていう感じ。
この時はありがたかったけども。
ああ、嫌だな、どうして私ってこういうことがわかっちゃうんだろう。
彼にはどうも、面倒くさい女の言うことは、聞くだけ聞いてあげて、よしよし、ってやってあげればそれでOKと思っているフシがあるんだよねえ。
数年前にやはり父と母とのことで私がいっぱいいっぱいになっていた時、
「頑張り過ぎだよ~」よしよし、ってした。
それはそれでいいんだけど、私はそんなことよりむしろ、きちんと話を聞いて欲しかった。ので、その「よしよし」を受けたのはほんの少しだけで、すぐに色々と話し始めたけど、あんまり聞いてなかった。笑
私は依存心を満たして欲しいんじゃない。バカにするなと、心の底で思っていた。
だから、わかるはずないんだよ。
その証拠に、妻のうつは、一時期よりは回復したけど、治ってはいない。
彼はもう何年も前に、彼女のために転職して家に居る時間を長く取るようにした。彼女は弟がいないと不安定になるのらしい。
彼女の依存心を満たしてあげれば問題は解決すると思ったのだろう。そういうことができるだけでも偉いことなんだけど、それ、危険なんだよね。依存心って際限がないんだよ。
彼女を「可愛そうな人」にしちゃいけないんだよ。ちゃんと、一人の人間として肯定しなきゃ、その先へ行けないんだよ。
人を一人の人間として認めるって、そんなに難しいことなんだろうか?
なんでみんな失敗するんだろう。
だから、弟にはわからないな。
小賢しいやっかいな女と思ってるだろう。
女をバカにするなよ・・・・・。
というわけで、もう、いいや。
この家族の中には救いなんかない。
自分でできるから大丈夫。