生きる

10年以上患ったうつ病が寛解してなんとか生きてます

気分を切り替えよう

全くもう、またしてもよく溜め込んだもんだ。

相手をまともな人間だと思っても無駄なんだって。

私もよくよく、いつまでも信じていたいのらしい。

他の人にとってはどうかしらんが、私にとっては害でしか無いんだよ。

気づかないうちに、もうかなり毒が回っている。

 

気分を切り替える。

聞いてもらえる人に話す。

この唯一の相手が、まあ、ありがたいんだけど、

イマイチ、発散にならないんだよね。

同じような苦労を背負って生きてきた人ではあるけど、

ある意味まだ毒が回っているからねえ。

一緒になって大悪口大会ができる人じゃない。

 

仕方ないので、

無料の相談センターを使う。

最初は現在のこの家庭の話をしていて、

「それはお母様は大変だわ」

うん、大変だよ。

ただ、実情を詳細に話し始めると、

「それは娘さんは一番辛いわね。お母さんは愚痴で発散しているもの。」

になる。

一番かどうかは知らんが、(一番だけどな!)本当に困ってるんである。

毒親カウンセラーのようなアドバイスは得られないけど、うまく傾聴してくれているので、わりと発散になった。さすが、無料でもプロは違う。

散々悪口を聞かされて育ったので、人の悪口を言うことに罪悪感があるもんで。そこを開放しないと駄目だ。そういう自分もちゃんと許せ。色々言いまくる。

「それは、お母様は相当娘さんに甘えているわね」と。

ああ、なるほど。

だから人をゴミ箱にして発散なんて、酷いことが永遠に毎日でもできるんだよね。

 

おかげさまで、少ししたら外に出てみる気分になったので、

とりあえずスーパーで買い出しでもするかと。

やはり、外に出て気分を切り替える気力も無いくらい消耗してたわけだ。

重症~~~~~~。

道々、そういえば、父の確定申告をして戻った税金を私と弟にくれるってことで、

一万円の臨時収入があったばかりだったことを思い出す。

本当は7万円ちょっとの金額を、私が3万円という配分になっていたのだが、

そこから2万円を弟に渡した。

父のためによく動いてくれているのは弟のほうで、私は書類仕事をしているだけ。確定申告も慣れたのでそんなに大変じゃない。別に見返りなどいらないが一万円くらいはもらってもいいだろう。

母が「貰っておきなさいよ」と不機嫌そうに言うけど突っぱねた。

私が弟へのささやかながらの「いつもありがとう」でやろうとしているものをいちいち指図するな。

悉く領域侵犯である。お前は中国共産党か!

「自分が役に立っていると思うな」とほざく奴から必要以上の金なんか受け取れるかよ。

あんたの「ありがとう」は呪いの言葉だってもう知ってる。

言葉の裏の意味は、

「私はちゃんとありがとうって言いましたからね!私はやるべきことはやってるんですからね!」

である。

「文句を言われる筋合いはない」

という防衛をしないではいられないだけ。

自分自身を信じるということのできない、自立出来ない人間のやる行為だ。

弱虫の過剰防衛。

受ける方はたまったもんじゃない。

「この人にありがとうって言われてもなんか腹が立つ。ウソつけ!って言う気分になる」

私の性格が歪んでいるわけじゃない。言葉通りに解釈しちゃいけない、呪いの言葉ですから。

 

で、歩いているうちに、

「このお金で何か好きなものを買おう。」

とひらめいた。

こういう発想って、ほとんど無かったなあ。

いわゆる「自分へのご褒美」ってやつだ。

こんなに我慢したんだから、自分を労ってあげなきゃ駄目じゃんねえ。

で、一万円ちょっとするしゃれたルームフレグランスを買った。

普段ならもったいないって思うくらいの出費をしなきゃ意味がない。

 

ここ数年、部屋を少しずつ自分の思うようにしていくことを楽しんでいる。

かなり片付けたし、机を塗装したり、絵を飾ったりした。

こういう私の楽しみを見ると水を差すようなことを言うのはもちろん母である。

「いいわよね、あなたは。好きなように出来て。私はおとうさんがいるから思い通りに出来ない。」

は?かんけーねーし。

「私を差し置いて人生を楽しむな」と言いたいのよね。アホか。

音楽聞いてりゃ、

「いいわね、私はお父さんがいるから・・・・・」

 

あのなーーーーー、

あなたが好きな音楽を聞けるように、

私も弟も色々とやってあげたよね。

全部無駄にしたよね。

先日、弟が母に買ってきたブルートゥースのイヤホンを

もう、「使わないなら私がもらう」と言って貰ってきた。

いくら教えても何も使いこなせないのは機械が苦手だからというだけじゃないんだよな。

結局、自分の好きなことをするよりも、楽しくもないことを頑張って、報われない報われないと文句を言っている方が好きなだけ。

もう、この人のために何をしても無駄。幸せになりたくないんだから。

 

至るところに呪いが振りまかれている。

気づかぬうちに毒が回る。

好きなことをしていると、

「いいわよね、あなたは」という母の言葉が心に浮かんでくることがある。

その度に「かんけーねーし!」って不愉快になり、楽しいことへの集中が削がれることがある。こんなことがまだ気になるなんて、私はまだまだ駄目だなあ、とか。価値判断するな。現状まだそんな感じ、それはそれで仕方ないんだから、まず認めましょうよね。

今回みたいに溜まっている時は、好きな音楽の中に入っていくのに結構な時間がかかっちゃったりする。

母の言いそうな文句が次々と頭に浮かぶ。

「いいわよねあなたは」

「近所迷惑」

「そんな音楽を聞いているから駄目なんだ」

「私へのあてつけのつもりでしょ」

まあ、過去に何度も言われたことだしね。

魔力は衰えても集中力くらいは削いでくれるよな。

まだまだ、毒が回っています。

 

もう、お祓いでなんとかなるならやりたいくらいだわよ。

ん?お祓い、意外といいかも。。。

私は自分の力でなんとかしようと思い過ぎだし。

他力本願の効力をバカにしちゃいけない。

お焚き上げの炎、

お香の香り、

お経の声、

感覚に訴えかけるように、よくできている。

信仰とかが無くたって厳かな気分にはなる。

身が引き締まる。

ま、機会があればやってみようかな。

久々に、散歩がてら神社にお参りにでも行ってみようか。

お寺でやっている坐禅会にいよいよ参加してみようか。

ま、気が向くならなんでもいい。何か新しいことを始めたほうがいい。

 

とりあえず、深呼吸。

怒りの反芻がやってきたら、深い呼吸を心がける。

言葉で発散する。

音楽で発散する。

美しいものを見たり買ったりする。

美味しいものを食べる。

映画に入り込む。

読書に浸る。

好きなことならいくらでもある。

 

そんなふうにしているうちに、

やがて、穏やかな自分は必ず戻ってくる。