自分をまず、なんとかしなきゃだよ
9/5
キャビネットの塗装、散歩
父に話をしたのは8日の火曜日だったと思う。
ここ何年か、母との関係を考える過程で、父に一度謝っておかなければと思っていた。
母には反発しながらもずっと洗脳されていたようなもので、
父と母の関係においては、父だけが悪くて母は被害者なのだと思わされていた。
父という人にもかなり問題があるのには違いないけれど、
母という人も同程度かそれ以上に問題があると気づいたのはこの数年、
父が要介護となり、その立場が弱まって初めて、
この夫婦はずっと主導権の奪い合いをしていただけなのだということに気づいた。
父だけがおかしいというのは間違いで、まあ、どっちもどっちだ。
けれども、洗脳されていた私は、
母があまりにもかわいそうだという理由で父に酷いことを言ったりしたことが何度か記憶にある。このことだけは謝っておかなければならないと思うようになった。
現在の父は話をシンプルにまとめないと途中で話が負えなくなるので、
「お父さんは無口だから母とばっかり話すことが多くて、だから、私はお母さんの味方をしてお父さんだけが悪いような酷いことを言ったことが何度かあったと思う。それは間違ってたと思って、お父さんに謝らなきゃって思ってたんだ。ほんとうにごめんね。」
とりあえず、これだけは伝わった。
表情を見る限り、心にちゃんと伝わったと思う。
「ああ、そういうことは、構わないよ。」
というシンプルな答え。
「ありがとう。私、お父さんのそういうところ、好きだよ。」
父は嘘を言わない人だ。
父もまた、問題をなんとかしようという発想のない人で、だから未だに母との不毛な戦闘をしているわけなんだけど、問題をよりややこしくしたり自分をごまかしたり人を欺いたりはしない。
しかし、父は父である。
母と私がこういう状態にあることの意味も全くわかってない。
一昨日母から聞いたところによると、相続はあくまでも姉弟平等ということで、今私が家を出るためにかかるお金及びこの家のリフォームの私のために余分にかかった費用は将来の相続分から差し引くというのが父の意見なのだと。
ってことは、結構大きな問題なわけで。
親の財産を当てにしなければならないというのも情けない話だけど、とりあえず、この家だけを残してくれて、売却して弟と分ければ一人で暮らすマンションくらいはなんとかなるだろう。私の老後は、家賃が無ければ少ない年金だけでもまあなんとかできないこともないだろうな厳しいだろうけど、っていう予定でいたわけよ。ところが、これが二分の一でなく、今回の独立でかかる費用が差し引かれるとなると・・・・・。
ここの土地の坪単価を調べてみたけど、すっごい、微妙・・・・ていうか、中古マンションでもかなりレベルが低くなってしまう。
というわけでなので、やっぱ無理だわ。短期的に出ていくのは無理。
もうさー、せっかく私が同居できるようにリフォームした家を「出ていけ」って言ってるのは母なんだから母が負担しろよって思うわ。
「この家に居る以上は私に逆らうな」とかいうけど、逆らうとかいうレベルじゃないようなことやってくれちゃってるんですけどねーーーー。
自分はどんな勝手な理由で怒ってもいいけど、娘はどんなに理不尽なことされても怒ったり声を荒らげたり間違いを指摘しちゃいけない。それに従えないなら出ていけっていう、無茶苦茶なことを言ってるんですけどねーーー。
まあいいや。とにかくどういう状況だろうと自分の人生を生きるのだ。
今日は嫌がらせにまんまとハマったおかげでやっぱりこんな夜中にしょうもないこと考えてるわけで、ほんとうに、自分をまず、なんとかしなきゃだよ。
変な鳥がわけのわからないことを囀ってるだけなので、なんの攻撃力も無いんです。言葉だと思うな。ただの音。