役割をもって現れた猫・・・・
今日の晩も、呼んだら寄ってきたけど、家に入らない。二度目は呼んでも現れなかった。
外でごはんをくれっていうことなんだろうな。ごめん、それはできない。前は「なんとかまた家で飼えるように」と思って半年我慢したけど、家の外でごはんをあげる状態が固定化するのは無理。私は、できないことはやらない。中途半端な情けはかけないことにしてる。ごめんね。
もっと早く真剣に対策を考えるべきだった。ほんとうにごめんね。
あとはもう、Aちゃんの選択だ。それでも家の中に入って食べ物を求めるのか、野良猫になるのか。
居心地の良い家にできなくてごめんね。
それで、だ。
今までのように「Aちゃんはもう帰らないかもしれない・・・」なんていうことはもう母には言わない。私の気持ちに寄り添ってくれるような人じゃないことはもうよくわかったので。それを求めていたからまんまと傷つけられ続けたんだ。
どうせ、表面ではそれなりのことを言いながら、なにかしらのやり方で私をいたぶってくるのだ。私が嫌な思いをしていたほうが嬉しいのだ。
そんな手には、もう、乗らない。
猫の件でどれだけ嫌な思いをさせられたことだろう。
自分のことを言われるよりも自分の大切にしているもののことを言われる方がより嫌なものだ。だからわざとそうしていたんだ。
「自分のことだけで精一杯、いつか猫を飼いたいけどまだ自信がないな」と言っていた私が、「あ、もう、できる。猫を飼おう!」と、そこまで回復した。
私が元気で自由であることが許せない人。娘の幸せを願わず嫉妬して嫌がらせを仕掛ける母親。それがあの人の正体。
あの猫がいてくれたから、気づくことができた。
そういう役割を負って私のもとにやってきたのだろうか。
役目を終えて去ってゆくのだろうか。
そんな気がしてならない。