the Slitsのアリ・アップが亡くなっていたらしい＿＿＿同世代のごく一部のさらにごく一部にしか通じない話
SLITSのアリ・アップが2010年に病死していたことをなんか、きのう、偶然、知った。（古いダブ系の音楽が聞きたくなっていろいろ探してたら）
「ジョン・ライドンが、自身のサイトを通じてあきらかにした」とかあって、ふ～ん、なんだけど、ジョン・ライドンってアリ・アップの母親と結婚してるんだって？それも初めて知ったわ。すげーーーー。義理の父娘かよ。
アリ・アップがヴォーカルのfade away,
不条理な世の中に向けた、叫び、そして祈り。
彼女の声が好きだったなあ・・・数オクターブの音域を持つうまさなのに、息遣いが独特で。主張の強い歌い方、でも、子供のように素直な声質で。ほんとうはむちゃくちゃ絵がうまい人が描いた、子供が描いた絵のように見える絵、みたいな声。笑
レゲエのスタンダード・ナンバーが、彼女の声で全く別のものになっている。なんだろう、ものすごくピュアな女性性を感じる。鮮やかなマゼンタ色を感じる声だ。
このアルバム、持ってるけど、他の曲はわけわからんものばかりで、この曲ばっかり何度も聴いていたと思う。（レコードなので、手間 笑
この曲の歌詞で英語の未来形、willとshallの違いが腑に落ちた記憶がある。
will：意思による未来
shall：必然による未来
it shall be fade away
いや、ところがそれ、消え去らないんだよな～～～
でもあえてshallっていう。
そこに、ポジティブな祈りを感じさせられる。
のは、やっぱり、声が。息遣いが、アリ・アップだからか。
Ari Upって、名前がもう既に良い。カッコいい。
